『DOG DAYS』とは、セブン・アークス制作のオリジナルTVアニメーションである。
概要
第1期『DOG DAYS』
2011年4月~6月に、独立UHF局・MBS・CBC・BS11にて放送された。全13話。
ニコニコ動画では、2011年5月21日にニコニコ生放送でアニメ上映会が行われ[1]、第7話以降は最新話を1週間無料で配信された。
『魔法少女リリカルなのは』シリーズの原作者である都築真紀が原作・脚本を担当し、監督の草川啓造も同シリーズの監督であることから話題を集めた。
第2期『DOG DAYS′』
2011年10月2日に行われたイベント「フロニャ祭」にて、制作決定が発表された。第2期の放送にあわせて2012年4月からTOKYO MXやBS11ほかで第1期が再放送された。
第3期『DOG DAYS″』
それに併せ、2015年1月2日よりTOKYO MXにて第二期が全話一挙再放送された。
また、本作のネット配信を請け負うGyao!でも、1期2期の期間限定無料配信も行われた。
あらすじ
第1期
国同士の戦争が頻発する異世界フロニャルド。そんなフロニャルドにあるビスコッティ共和国は隣国のガレット獅子団領国から侵攻を受けており、敗戦続きであった。
ビスコッティ共和国の姫であり、領主のミルヒオーレは、主城目前まで迫ったガレット獅子団を鑑み、会議上にて切り札の「勇者召喚」を行う事を決意、宣言する。
一方、現代日本の紀乃川市に住んでいる中学1年のイギリス人ハーフ、シンク・イズミ。友達のレベッカ・アンダーソンに急かされながら終業式へといくも、終業式を終え、故郷のイギリスへと帰るため飛行機へ乗ろうと急いで帰ろうとしたところ奇妙な犬が地面に剣を刺したかと思えば巨大な魔法陣が開きそのまま吸い込まれてしまう。
たどり着いた異世界フロニャルドにて犬耳、犬尻尾のミルヒオーレ姫と出合ったシンクは勇者となってビスコッティ共和国を救ってほしいと頼まれてしまい・・・。
国を救う勇者として召喚されたシンクはビスコッティを、そしてミルヒオーレを救うことができるだろうか?
第2期
夏休みを利用して、シンクはレベッカやナナミと共に再びフロニャルドの地を訪れた。
折しもビスコッティとガレットは戦興行の真っ最中、更にそこにクーベル皇女率いるパスティヤージュ公国軍が乱入。
紆余曲折を経てナナミはガレット、レベッカはパスティヤージュの勇者となり、三国・三勇者三様の騒がしくも楽しい日々が始まって・・・?
1期終盤のようなシリアスな長編ストーリーは無く、戦興行や一話完結のシリアス展開を挟みつつも、一貫してほのぼの・ハートフル・ドタバタ・ちょっぴり恋愛な内容となっている。
第3期
秋休みで3度目のフロニャルド来訪となったシンクたち。
フロニャルドではこの時期戦興業は控えめで、今回は純粋な観光という形となった。
しかし、そのまま召喚されるるはずであったシンクとナナミは、召喚時の落雷でとある樹海の中へ落下。
そこは自然環境を促進する竜が住まう地であった。
シンク・ナナミは落としてしまった、自分達の荷物に入れてある宝剣から連絡をとるべく、森を進んでいると、自身を竜の巫女と言う少女と出会うが・・・。
1・2期のような大きな戦興行はあまりなく、フロニャルドの世界観を広げるお話や2期までの登場キャラクター過去編などからの新事実、新キャラクター登場などと勇者メインからサブキャラクターに視点を大きく当てた構成となっている。今回は曖昧に描写されていた「恋愛」に関して、明確にキャラの会話、出会い等が演出されている。
また1・2期とは違って『良い意味で』スライムや触手系魔物が活躍する場面が多いのも特徴。
登場人物
*年齢・階級・地位等は1期登場時、新キャラクターはそのクール登場時のもの。
地球人
- シンク・イズミ (CV:宮野真守)
- 日本に住む英国人ハーフで中学1年生の13歳の男の子。(2期から14歳)
運動が大好きでサーカスアクションとアスレチック競技に熱中している。 ミルヒの勇者としてビスコッティの神剣パラディオンを手に活躍する。だがアホである。いい意味で。 - 2期では英雄結晶の効果で一時的に成人化(曰くハイパーモードらしい)することが出来るようになった。
- 地上戦が得意だが水上や空中で戦えないわけでは無い…と思われる。
- 技の引き出しは多彩で臨機応変に技を繰り出せる
- ユニオンフェスタではガウルと成人化対決をして勝った。その後レベッカとミルヒオーレを助けたが直後に二人の防具が完全破壊されてしまい焦るといういつものオチがついた(完全破壊はシンクのせいではなく戦いの結果、時間差でそうなっただけ)
- レベッカやミルヒオーレから好意を寄せられているがナナミに勝つまでは特定の誰かと付き合う気は無いようだ
- レベッカ・アンダーソン (CV:高橋美佳子)
- シンクの友達で同じに中学に通う1年生の13歳の女の子。(2期から14歳)
愛称は「ベッキー」。世話焼き気質でシンクの最大の理解者であり、好意を持っているごくごく普通のありふれた女の子。 - 2期ではクーベルに見惚れられ、パスティヤージュの勇者となる。弾幕やビームを3Dシューティングのノリで避けたりなど普通の女の子からちょっとゲーマーな女の子にクラスチェンジした。
- 魔神結晶のおかげでシンクやガウル同様成人化することが可能になった。その際瞳が★になる
- 2期の最終話のエンディング直前で子供扱いを避けようとしたシンクから「レベッカ」と呼ばれたが、慣れておらず呼ばれた時には真っ赤になり、「当分はベッキーで良いです」と言った。
- 空中戦に特化しているがどこぞの威力を押さえるどころか威力を上げた挙句にバリア破壊効果を付加してしまった魔導師みたく固定砲台だと化せば地上戦も可能だが水上戦は苦手…だと思われる。
- 技の引き出しはナナミやシンクほど多彩では無いが設置して時間差で攻撃することも可能。
- ユニオンフェスタではミルヒオーレと空中戦を繰り広げ引き分けた。
- ナナミ・タカツキ / 高槻七海 (CV:水樹奈々)
- シンクの従姉妹。15歳。(2期から16歳)ロンドン在住。シンクの師でもある。
- 2期ではレオンミシェリより神剣エクスマキナを授かり、ガレットの勇者となる。
- ちなみに対シンク戦では今のところ無敗(地球であろうとフロニャルドであろうと)
- 英雄結晶とか魔神結晶は貰っていないがアデルが次くるときまでに錬成しておくとのことなので成人化が見られるかも?
- どちらかというと水上戦が得意だが地上や空中で戦えないわけでは無い…と思われる。
- シンクと同じくらい技の引き出しは多彩。
- ユニオンフェスタではブリオッシュと引き分けた。
ビスコッティ共和国
- ミルヒオーレ・F・ビスコッティ (CV:堀江由衣)
- シンクを召喚したビスコッティ共和国の姫様。愛称は「ミルヒ」。14歳。
領主として国を代表すると同時に歌手としての活動も行っている。パラディオンと対になる聖剣エクセリードを保有している。誰が見ても明らかだがシンクに好意を抱いている。 - ユニオンフェスタではレベッカと空中戦を繰り広げ引き分けた。
- エクレール・マルティノッジ (CV:竹達彩奈)
- ミルヒオーレ直属親衛隊隊長。愛称は「エクレ」。14歳。
まじめな性格で主であるミルヒに心からの忠誠を誓っている。幼い頃から騎士としての修行を重ねてきた。短剣二刀流の使い手。シンクの良き相棒にしてツッコミ役。 - 2期では不慮の事故ながら、レベッカとミルヒオーレを差し置いてシンクとキスをした。
- ユニオンフェスタではレオンミシェリと初戦を飾り、撃破条件(レオンミシェリの持っている武器を破壊)を満たし撤退させた。その後はユキカゼと共にレオンミシェリに挑むも特に見せ場も無く撤退した。
- ロラン・マルティノッジ (CV:子安武人)
- エクレールの実兄。ミルヒが兄のように信頼するビスコッティ騎士団騎士団長。 真面目な苦労人。守りの紋章術に長けている。ガレットのバーナード将軍は公私ともに仲が良い。
1期にシンクへ「戦興行は魔物が現れた時のための練習でもある」という旨を語っている。 - リコッタ・エルマール (CV:水樹奈々)
- ビスコッティ国立研究学院の首席研究士。愛称は「リコ」。レオからは「発明王」と呼ばれる。13歳。
幼い外見に似合わず知性派である。ミルヒとは幼年学校の同級生で、身分を超えた親友であり、エクレール・ユキカゼなど他にも友達は多く、クーベルとは幼馴染。口癖は「~であります」。戦場では砲術師を務める。 - ユニオンフェスタではクーベルと空中戦を繰り広げたが勝敗はつくことは無かった。
未知の機械や技術に目がなく、シンクの携帯電話を解体させて欲しいとまで言っていた。1期の「不可能」とされていた再召還をノワールが持ってきた条件から可能にした。
3期では竜の森の魔物討伐に参加、その後星鯨内で自ら開発した空間映像投射器で再生したミルヒの歌で星の民を回復させた。ちなみにリコッタは「音痴」という設定がある。 - ブリオッシュ・ダルキアン (CV:日笠陽子)
- 大陸最強の呼び声も高いビスコッティ騎士団所属の自由騎士。大陸最強の剣士と謳われ、同時に「オンミツ部隊」の頭領でもある。ちょっとのことでは動じない。戦好きで戦場で生き生きとするタイプ。 「拙者」「~ござる」を用いた口調で話す。2期では兄が登場した。
- ちなみに「ブリオッシュ・ダルキアン」とは騎士になった時の当時ビスコッティ領主からの貰った名(尊称)で本名はヒナ・マキシマ。ユキカゼからは「お館さま」、シンクらからは「ダルキアン卿」と呼ばれている。
その使命は妖刀を封印して各国を周る封魔の一族の1人で、ユキカゼと共に禍太刀を封印している。 - ユニオンフェスタではナナミと対決し、神狼滅牙で先に気絶させるも直後にブーメランに当たり結果引き分けとなった。
3期では勇者アデルらとの出会い、自身の過去が語られた。 - ユキカゼ・パネトーネ (CV:阿澄佳奈)
- ブリオッシュを慕う 「オンミツ部隊」の筆頭。愛称は「ユッキー」。明るく誰とでも仲良くなれるタイプ。 卓越した運動能力を生かして多くの武器を使いこなす。ブリオッシュと同じ口調。巨乳。
- 1期では途中から登場したが、興業でのミルヒオーレ救出作戦や終盤の魔物の封印などで、その戦闘力を発揮した。
- 2期のユニオンフェスタではエクレールと共にレオンミシェリに挑むも特に見せ場も無く敗北した。
- 3期では魔物との戦いで出番は多かったものの、忍術が通用しない強敵に敗北することが多かった。
元は天孤の土地神の子であったが、魔物に親を殺され、行き場を失っていた所、放浪していたダルキアンに拾われた。土地神故、本来容姿は成長しないが、ビスコッティに住むようになり、幼いミルヒらと遊ぶようになり、成長していく親友らに追いつきたく「徳」をつむことで成長した。 - イスカ・マキシマ(CV:勝杏里)
- ブリオッシュの実の兄。妹のように騎士団に在籍しておらず魔物退治のめに各地を放浪している。また国宝級の刀・剣を何本も鍛錬している刀鍛冶でもある。料理用の刃物も鍛えることが出来る。
妹のブリオッシュとは長いこと連絡を取っていなかった為に死んだと思われていた。妹を「ヒナ」と呼び、彼女からは「兄者」と呼ばれている。勇者アデルと魔王ヴァレリーとはとあることで長い付き合いである。
妹のヒナと同じく退魔の技術を持ち、居合いのような紋章術を使い、札による禍太刀の封印まで行うことができる。
3期では勇者アデルらとの出会い、自身の過去が語られた。 - エミリオ・アランシード(CV:小野友樹)
- ビスコッティ騎士団・ミルヒオーレ直属親衛隊の若い男性騎士。エクレールの部下に当る。真面目で誠実な性格で、勇者らともすぐに打ち解けいる。鍛錬に余念がなく、騎士の中でも成長頭である。
- アメリタ・トランぺ(CV:瀬戸麻沙美)
- ミルヒオーレの専属秘書。重要な会議にも同席することが多い。また多忙を極めるミルヒオーレのスケジュール管理も行っており、ミルヒが無理をすると叱る等彼女のことを心配している様子がわかる。
またミルヒもアメリタを信頼している(むしろ自分の母のように接している)。幼い頃のミルヒとレオの面倒を見ている為、2人のことを良く知る人物でもある。 - リゼル・コンキリエ(CV:平田真菜)
- フィリアンノ城のメイド長。ミルヒオーレ専属のメイド隊隊長。主のミルヒオーレが住まうフィリアンノ城の清潔な環境維持・警護を勤める。メイド隊流護衛剣術の突剣二刀流マスター。
常に細目で笑っているかのように見える。政務以外ではミルヒに付いている為、よくミルヒの話し相手にもなっている。 - パーシー・ガウディ(CV:平田真菜)
- ビスコッティ国営放送の女性アナウンサー。突撃リポートを担当しており主に戦興行の実況をしている。また大きなイベントの司会なども勤めている。
- タツマキ(CV:-)
- ビスコッティ騎士団の使役犬。隠密部隊のベテラン。シンクをフロニャルドへ召還する際に召還ゲートを開き、召還の儀を手伝った。その後も地球とフロニャルドを行き来して領主のミルヒとシンクとの使者のような役目をしている。ちなみにシンクにはかなり懐いている。
ガレット獅子団領国
主に猫科系が多い。水の地形が多いため水上戦が得意…そうだがナナミ以外の水上戦が無い為不明。
- レオンミシェリ・ガレット・デ・ロワ (CV:小清水亜美)
- ガレット獅子団領の代表領主。16歳。
ミルヒと同様に姫でもあるが重装備を身にまとい戦場を走る武闘派。愛称は「レオ姫閣下」であるが、「姫」と呼ばれるのが恥かしいために周囲にそう呼ばせている。 ミルヒとは幼なじみであり、幼い頃から仲が良かった。
戦興行では魔戦斧グランヴェールを使用し、広範囲の大火力の炎や打撃の紋章術を扱い、圧倒的な戦力を誇る。その他短剣・長剣・槍・弓と武器を選ばず、どの技量も卓越している。 - ガウル・ガレット・デ・ロワ (CV:柿原徹也)
- レオ姫の弟で、人望も厚い第1王子。愛称は「ガウ」。13歳。
自信家であるが実力も兼ね備えている。戦ではシンクのライバル的存在。 - 2期では英雄結晶の効果で一時的に成人化(曰くハイパーモードらしい)することが出来るようになった。
- ユニオンフェスタではシンクと成人化対決をして負けた。本人曰く「わざと負けた」。
ガレットに来たナナミを避けるような素振りを見せるが、ただの女の子への人見知りらしく、ちゃんと王族らしい振る舞いをして対応した。また傷ついた人や敵でも介護するなど心優しい面を持ち合わせている。
3期では竜の森にて活躍。その空海の星鯨内にてアリアという女性を助けた。 - ゴドウィン・ドリュール (CV:若本規夫)
- ガレットの将軍。鎖付きの鉄球がついた大斧を振るう豪傑。ガウル直属の配下であり、彼には強い敬意を表している。実は愛妻家。
- ユニオン・フェスタでの腕相撲では上位を誇っていたのだが参戦(というか乱入?)してきたアデルに冷や汗をかいていた。
- バナード・サブラージュ (CV:小野大輔)
- ガレットの騎士団長。ロランとは古い友人同士で騎士家系の生まれ。ビオレとともに戦興行の解説役を行っている。
戦興行ではセルクルに騎乗の上、槍と盾の装備で、すさまじい突進力のある紋章術を使用する。
あまり身の内を明かさないレオンミシェリの傍におり、彼女の内面をよく察し知る数少ない人物。またロランとはプライベートで付き合いがあり、互いの国の行く末等も語り合っている。 - ノワール・ビノカカオ (CV:花澤香菜)
- ガウル直属親衛隊「ジェノワーズ」のセンター。愛称は「ノワ」。14歳。
短剣・ナイフの扱いに長けた軽装兵。知性派であり、リコッタとは仲良しで親友。
無表情・無口な少女であるが、思ったこと口に出して周囲を慌てさせることがある。また機嫌を損ねると長引く。
ガウルとは主従関係であるが幼年学校時代の同級生であり、よく喧嘩をしていた。
2期からは1期時に持ち上がっていた魔物対策機関をレオらから要請され、封魔の技術を磨くべく多方面に出向し努力している。そのため2期から単独行動が多く、ヴァレリーの魔物研究にも大変興味を示していた。
リコッタとは親友であり、魔物関連の書物のやり取りをし、エクレールとは彼女曰く「同い年の良きライバル」。 - ジョーヌ・クラフティ (CV:永田依子(第1・2期)→巽悠衣子(第3期))
- ガウル直属親衛隊「ジェノワーズ」の一員。大型武器を駆使する重装兵。西方特有のイントネーションで喋る。
元々は元々は重装師団の兵だったが、レオの勧めで親衛隊へと入った。戦興行では豪快な戦いを見せるが、性格は女の子らしく「脱げるのが恥かしい」ために戦場での被弾を非常にいやがる。また「ジェノワーズ」3人の中でもリアクションが一番大きい。
馬鹿な事をしてよく怒られているが、レオンミシェリやビオレからは現在は第三の将軍、ひいては将来の将軍の資質があるとされ、本人もそのような道に進みたいと思っている。 - ベール・ファーブルトン (CV:寿美菜子)
- ガウル直属親衛隊「ジェノワーズ」の最年長であり、まとめ役。だがドジっ子。愛称は「ベル」。弓術士。
ウサギ耳なのは北方の聖ハルヴァー王国出身故。「立ち耳」という耳で聴力に大変優れている。最年長の為かガウル・ジェノワーズらを「妹と弟」を言い彼らの面倒を見ている・・・はずである。
聖ハルヴァー王国からの留学生であり、3期にお見合い興行にてガレットを訪れたリーフ王子とは遠い親戚であるということがわかった。ベール曰く、弟みたいなもの。 - ビオレ・アマネット (CV:丹下桜)
- レオの側役で近衛隊の隊長。その美貌と美声のためファンも多い。
1期では近衛兵を連れミルヒオーレを独断で誘拐しようとしたりと戦闘力は高い。戦略などを考える立場におり、バーナード将軍と同じくレオの内面をよく知る人物。そのため政務をそっちのけで戦に気を取られているレオを良く嗜めている。
2期ではアヤセに出た追い剥ぎウサギの引率を渋々受け、ナナミらを先導した。
3期では興行以外で外に出ようとするレオを政務が溜っていると留める場面がある。怒らせると怖い。 - フランボワーズ・シャルレー (CV:櫻井孝宏)
- ガレット国営放送の人気アナウンサー。戦の実況に定評がある。
パスティヤージュ公国
2期より登場。ビスコッティの西に位置し主にリス科系が多い。山に囲まれているため「昌術」使用の空中戦が得意。
- クーベル・E・パスティヤージュ (CV:悠木碧)
- パスティヤージュの第1公女にして、次期代表領主見習い。エッシェンバッハ領領主。愛称は「クー様」。12歳。
レベッカの才能を見抜き、勇者としてスカウトする。のじゃロリ。 - ユニオンフェスタではリコッタと空中戦を繰り広げたが勝敗はつくことは無かった。
英雄王アデルの子孫にして、ミルヒオーレとレオンミシェリを姉のように慕っており、年相応の子供のように我が侭をいう時がある。
2期ではシンクと共にパスティヤージュの石碑に眠る魔王ヴァレリーを眠りから引き起こしてしまうが、クーベルの諦めない心を感じ取って祖先である英雄王アデライドも再召還した。
3期では竜の森に現れた竜喰いを3国合同で退治。その後アデルよりパスティヤージュの昔話を聞く。 - キャラウェイ・リスレ (CV:水島大宙)
- パスティヤージュ晶術騎士団、エッシェンバッハ騎士団の指揮隊長。奔放なクーベルに振り回される苦労人。
遊び(戦興行・魔物退治)などを好むクーベルを諫めて政務に付かせている。戦興行では隊を率いて空から「昌術」を用いた変形自在な攻撃をする。 - アデライド・グランマニエ (CV:喜多村英梨)
- 英雄王アデル。作中ではアデルと呼ばれている。以後もアデルと表記する。
- クーベルの先祖であり、シンクやレベッカ、ナナミと同様に地球人で3期にてフランスの貴族のわけあり娘であったが、パスティヤージュ王国最後の王、クラリフィエ・エインズ・パスティヤージュによって召還されたとわかる。
- 白き英雄王と呼ばれているが、女性である。また、転じてファンからはAUOと呼ばれる。ちなみにエクスカリバーは保有していないし大食いでも無い。
- 瞳が★である(星の色まで含めて)。
- 石碑に眠っていたがシンク達に起こされ、ヴァレリーに制裁を与えた(与えられたヴァレリーにはドデカイたんこぶがあった)。ヴァレリーと共に眠りに就こうとするが、石碑が壊れてしまいパスティヤージュの城にヴァレリー共々お世話になることに。
- 石碑から出てきた直後は全裸である(すぐに鎧とかは装着されたが)。
- ユニオン・フェスタでは戦う姿を見てウズウズしていて、ヴァレリーにとあるものを渡されて・・・?
- ちなみに英雄結晶を戦興業で使うのはアデル公認というか使うようにアデルが言った。
- 英雄仮面・・・一体何UOなんだ。
イスカに「そこの夫婦」といわれるほど部屋でイチャイチャしている様子があり、後にフィーの遺言通り、王国を引き継いだ後、フラグが乱立していた弟のヴァレリーと結ばれ子を授かっていた様子。 - ヴァレリア・カルバドス (CV:鳥海浩輔)
- 魔王ヴァレリー。作中ではヴァレリーと呼ばれている。以後もヴァレリーと表記する。
- 石碑に封印されていた魔王。魔王とはいっても普通の魔王とは違い、殺生は一切しないというか魔王らしいことは何もしない。
パスティヤージュ王国最後の王であるフィーの実の弟。過去に魔物研究の権威とされ、「学士ヴァレリー」と呼ばれた英雄の1人。魔王とは「自称」しているが、その理由は「冗談で」そう名乗っていたほうが当時引き篭もって研究に没頭できるし、自分を退治しに来た奴らを返り討ちにしたりして面白いから。魔王紋という魔神の力を使う独自の紋章術を開発し、周辺諸国から英雄とされていた。そしてかなりスケベである。 - 石碑から出てきた直後は全裸である(すぐに鎧とかは装着されたが)。
- アデルと共に眠りに就こうとするが、石碑が壊れてしまいパスティヤージュの城にヴァレリー共々お世話になることに。
- アデルに惚れているのか「結局一番可愛いのはお前」と言い切っている。
- シンク達についていこうとしたらアデルに銃で脅されたのであっさり断念している。
- ユニオン・フェスタではウズウズしているアデルにとある物を渡す。
- 最終話のエンディングでは相変わらず覗きをしているがいたところが爆発し地面に叩き落とされている。
3期ではアデルとともに過去の「勇者パーティー」の話をクーベル達に聞かせている。 - 英雄仮面
- ユニオン・フェスタの初日に突如乱入した謎の人物・・・・・・・・・・・・・・・・ということにしといておいてあげてください
- ぶっちゃけ正体はアデルである。
- いきなり乱入して勝利をかっさらっていった(パスティヤージュの得点扱い)
- ちなみにほとんどの人に一瞬でバレているが皆ノリが良いのか英雄仮面と呼んであげている。ちなみに戦が終わった後の表彰式では思いっきり仮面を外している。
- クラリフィエ・エインズ・パスティヤージュ(CV:悠木碧)
- パスティヤージュ王国最後の国王にしてヴァレリーの実の姉であり、アデルを勇者召還したその人。愛称は「フィー」。故人である。容姿は大変クーベルに似ており、治癒術・精霊術に長ける。
魔物がまだ周囲に蔓延って満足に国同士との付き合いも出来ない現状を憂い、魔物を駆逐して世界を広げようとアデルを召還した。王、自ら魔物退治にアデルと共にでた。最初こそは下級魔物に苦戦していたが、徐々に大型の魔物も退治できるようになる。 - その過程で封魔の旅で流れていたイスカ・ヒナ兄妹と偶然助けられ、魔物研究をしていたヴァレリーを通じて5人で旅をするようになった。旅の過程で精霊・英雄・魔神結晶精製、魔物封じの剣の生成からアデルが空海へ行き伝説の剣を入手する、等をしながら数多くの魔物を封印した。
また「魔物がいなくなれば人が争う」というヴァレリーの忠告からフロニャルド大陸全国に声をかけ、後の戦興行の元となる大陸協定を結ぶことに成功している。
しかし精霊術に長ける故に魔物の瘴気に汚染されやすく、フィー本人、ヴァレリーも先は長くないと知り、アデルへ遺言を残しこの世を去った。
聖ハルヴァー王国 (サンクト-)
3期より登場。ドラマCDEpisode 12.5にてベールの口から語られていた故郷の北方の国。ウサギっぽい耳と尻尾を持つ。
- リーフ・ラング・ド・シャー・ハルヴァー(CV:折笠富美子)
- 聖ハルヴァー王国第8王子でベールの遠い親戚。
まだ年若い男の子で幼い頃、国務で度々ハルヴァーを訪れていたレオンミシェリと出会い、剣を始めあらゆる武器の稽古を彼女より受けていた。今回のお見合い興行にてとある目的で参加した。
その戦闘能力はすさまじく、遠・中距離の機械弓から近距離の剣術まで卓越した技術でレオを圧倒した。ただその後「お見合い」の意味を勘違いしていた為、真意を知った後赤面するなど年相応な面も見られる。
見た目は少女と見間違いそうな美少年でレオのことを心から慕っている。
空海調査では後学のためにと同行した。
ドラジュ領国
3期及びドラマBOX Vol.2にて登場。ガレットの東に接している双方貿易が盛ん。イタチっぽい耳としっぽを持つ。
- レザン(CV:日笠陽子)
- ドラジュ領国の王子。幼い容姿の割にはしっかりとし、ドラジュの国を思う気持ちは強い。ガレットとは合同戦興行も頻繁に行っており、レオンミシェリとは懇意。
- ベリエール卿(CV:滝知史)
- 3期のお見合い興行にて登場。ドラジェ領国の防衛大臣で長剣の達人。何度もお見合い興行に出場しレオンミシェリを振りむかせようとしているが、いつも敗戦している。試合では全方位攻撃のレベル3紋章剣「国防剣・竜王逆鱗斬」を放った。
竜の森
3期より登場。フロニャルド南方大陸に位置するコロネ高地に住まう神竜の森。
- シャル(CV:上坂すみれ)
- 竜の森に住まう竜の巫女。耳と尻尾があるが種族は不明。神竜らと言葉を交わし、神竜らが騒ぐことによる災いを防ぐ・伝える役目を負っている。優れた弓術の技術を持ち、また紋章砲による全範囲攻撃も可能。
勇者召還が雷によって着地点が竜の森となったシンク・ナナミを助け、「竜喰い」による神竜の危機を彼ら勇者を通じして3国連合による攻撃で魔物を封印した。
その後、星の使いであるベガが空海の異変を察知、シャルが3国へ支援を求めた。 - ベガ(CV:-)
- シャルに使える空の巫女で生まれた星の使い。シンクらの荷物探しに貢献したり空海の異変を知らせたりする。
空海
3期より登場。フロニャルドの遥上空、浮き島と雲の間に存在する空間で地上からでは確認出来ない様々な精霊・生態系が見られる。
- 星鯨(CV:-)
- 空飛ぶ巨大な鯨の精霊。空海の平穏・均衡を保つ存在で人・精霊が生まれる前より存在している。
口を開け、なんでも吸い込むことがあり、調査に来たシンクらも吸い込まれた。
星鯨は空にある瘴気を飲み込み、体内で浄化する働きを持つ。空の巫女が星鯨の声を聞き、それを星の里の民へと伝え、星の民が歌を歌うことにより瘴気が浄化され体調は保たれる仕組みである。また体内には空人と呼ばれる精霊が住んでいる。
かつて星の里には勇者パーティーが伝説の剣の入手のため訪れた写真が残されている。 - ファリーヌ(CV:高垣彩陽)
- 空の巫女。星鯨と地上を繋ぐといわれている存在。大変巨大な体を持ち、シンクらを驚かせた。元々は地上の土地神の一族。右手にはメリケンサック、左手には数珠を装備し、拳法のような武術を持って攻撃する。また髪の毛から分身を作るのも可能。星鯨の体内を水鏡にて監視し、星鯨の声を聞いて、星の民に歌を歌ってもらうことにより、体内環境を良い状態に維持している。
- アリア(CV:小倉唯)
- ガウルが星鯨に吸い込まれた後、助けた少女。記憶もなくしているようで、声も出ない。また満足に歩けない状態だった。後にガウルにつれられ、星の里にいくと星の民の住人であり星祭と呼ばれる祭りで歌を歌う歌姫と言うことがわかる。
- ベルデ(CV:國立幸)
- 星の里に突然現れた病魔を操る少年らしき人物。ボサボサの黒髪に身体にフィットした服を着ている。
アリアを連れ去ろうとしたため、ユキカゼ・ファリーヌ・シャルが応戦したが彼女らが太刀打ち出来ない攻撃・俊敏力を見せ、あっという間に倒してしまった。
その他
- 子狐 (CV:小清水亜美)
- 第一期のみに登場
- 元は山間で静かに暮らす土地神であったが、数百年前、落雷と共に落ちてきた妖刀(CV:岩田安宣)が身体に突き刺さり魔物(CV:岩田安宣)と化し、母狐を殺して取り込むとフロニャルドの大地に殺戮と破壊を振りまいたが、200年余り前に聖剣の主によって封印される。しかし、ミルヒオーレとレオンミシェリとの対決の最中に封印から目覚めてしまい、ミルヒオーレを取り込もうとするが、身体に突き刺さっていた妖刀をシンクとミルヒオーレにより引き抜かれると元の姿に戻る。その後ユキカゼに引き取られ、傷が癒えた後故郷の山に帰される。
- 母狐 (CV:折笠愛)
- 第一期のみに登場
- 元は子狐と共に山間で静かに暮らす土地神であったが、数百年前、魔物と化した子狐に殺され取り込まれ霊体存在で子狐の傍に居続ける。魔物と化した子狐に取り込まれかけたミルヒオーレに語りかけたことが子狐の救済へと繫がる。ミルヒオーレの臨時ライブではライブ演出の一端を担った後、天に昇る。
- 追剥ぎウサギ
- 第二期に登場
- アヤセに現れた女性の着物を狙う魔物(野生動物扱い)。少女に化けるのが得意で、動きが素早い。群れで行動し、親玉ウサギが好む物を仲間が集める習性があり、捕まった仲間がいると取り戻しに来る。凶暴な性格で、手持ちの武器で容赦なく標的を襲うが、倒されると元の姿に戻り大人しくなる。最後はガレット・ビスコッティ両国の姫様らに倒され、もともとの住処に放される。人に化けている時だけ普通に喋れる(親玉ウサギは不明)。猫神と仲が良い。
- 吸い取りネズミ
- 第二期に登場
- 南方フレージェ砂漠にある封印洞窟でかつてアデルたちに封じられた巨大ネズミの魔物。傷んだ封印をアデルが触れたことで破損し、その際できた地割れから大量の子ネズミが発生する。ダメージを受けて「けものだま」化したことから、すでに魔物ではなくなっている。集団でアデルたちを襲い輝力を吸収して空腹を満たし、その一方で襲われた者たちは幼くなり、紋章術が制限され腕力が落ちる。空腹を満たした子ネズミたちは、集まって1匹の巨大なネズミに変身し、尻尾での攻撃や強力な輝力砲を放ちシンクたちを追い詰めるが、英雄結晶の発動に伴うシンクとガウルの猛攻で倒される。その後アデルらにより、すでに倒した大量の子ネズミとともに再封印される。
- 猫神 (CV:悠木碧)
- 第二期に登場
- 土地神の子供で、猫神の眷族。動きが素早く、かつ相手の体を自在に操る術を持つ(英雄結晶の効果の前では無効)。倒されると「けものだま」に変化する。言葉は「ニャー」としか喋れない。宝石や装飾品が大好きで、仲良しの親玉ウサギと一緒に着飾りたくて、パスティヤージュ公国内で盗みを働き騒動を起こす。ユキカゼやリコッタをも手玉に取るが、最後はシンクにより懲らしめられた。帰り際にシンクからブレスレットを貰い、ミスハ山に帰される。その後は親玉ウサギたちと仲良く暮らす。
- イレカエコダマ (CV:堀江由衣)
- 第二期に登場
- アデルが人里離れた場所に放そうとしていた精霊。範囲内にいる者に対し人格を入れ替える術を持ち、シンク、ミルヒオーレ、ユキカゼ、およびイレカエコダマの四者で人格入れ替わりを起こす。人格は入れ替わった身体が持っている能力を活用できるが、その人格自身もその能力を扱える必要がある。最終的にユキカゼの身体に入ったシンクが撃退し、自身の身体に自身の人格が戻ったところをシンクの身体に入ったユキカゼに捕まり、札による封印後アデルに引き渡す。
スタッフ
- 原作・脚本 : 都築真紀
- 監督 : 草川啓造(第1期)、西村純二(第2期・第3期)
- キャラクターデザイン : 坂田理
- サブデザイン : 太田恵子、橋立佳奈(第3期)
- 武器デザイン : 大塚あきら
- クリーチャーデザイン : 小田裕康、古矢好二(第3期)
- 音響監督 : 亀山俊樹、横田知加子(第3期)
- 音楽 : 一色由比、井内舞子(第1期・第2期)、夏目晋(第1期・第2期)、秋月須清(第3期)
- サウンドプロデュース : I've sound
- アニメーション制作 : セブン・アークス
- 企画・製作 : PROJECT DD
主題歌
第1期
- オープニングテーマ「SCARLET KNIGHT」
- 作詞・歌:水樹奈々 / 作曲・編曲:藤間仁
- エンディングテーマ「PRESENTER」
- 作詞:中村彼方 / 作曲:Elements Garden / 編曲:中山真斗 / 歌:堀江由衣
第2期
- オープニングテーマ「FEARLESS HERO」
- 作詞:藤林聖子 / 作曲:奈良悠樹 / 編曲:藤田淳平 / 歌:水樹奈々
- エンディングテーマ「夏の約束」
- 作詞:川田瑠夏 / 作曲・編曲:宮崎誠 / 歌:堀江由衣
第3期
- オープニングテーマ「No Limit」
- 作詞・歌 - 水樹奈々 / 作曲・編曲 - 陶山隼
- エンディングテーマ「Stay With Me」
- 作詞・作曲 - 伊藤賢 / 編曲 -大川茂伸 / 歌 - 堀江由衣
関連動画
関連チャンネル
関連項目
外部リンク
脚注
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